院長コラム

よつ葉だより

2004年4月~ 生活協同組合 よつ葉会会報「よつ葉だより」に掲載されていたコラムをご紹介します。

歯の健康(その6)  『なぜよくかんで食べるといいの?』

2004年9月/No.177

 食事のときは、よくかんで食べましょう。まずよくかむと、消化と吸収がよくなります。ゆっくりと、何回もかんでいると、唾液がたくさん出ます。唾液(つば)には、消化酵素が含まれているので、栄養の吸収がよくなるのです。
 また、唾液には、毒性のあるものを中和させる働きがあります。添加物の多い食品や、農薬、防カビ剤のついた農産物などは、なるべく避けたいところですが、外食や弁当を買うときはそこまではわかりません。しかし、食事中によくかんで唾液をたくさん出せば、唾液中のカタラーゼなどの酵素が毒性を少しは中和してくれます。このため、よくかむことは健康にもよいのです。
 そのほかに、よくかむことは知能の発達にも関係します。よくかむと、脳細胞の働きが活発になり、脳が活性化されます。ある調査では、よくかむことを指導した子どもたちの方が、半年後の知能テストの結果がよかったそうです。また、老人では、よくかむことにより、痴呆になりにくくなると言われています。

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