歯の健康(その9)『こどもの指しゃぶり』
2004.12.28
よつ葉だより
歯の健康(その9)『こどもの指しゃぶり』
子どもが、指しゃぶりをしているときは、3歳の誕生日までは、自然にまかせてその後はやめさせる努力をしましょう。特に4歳以後は、指しゃぶりを放っておくと、歯並びにも悪影響が出てくることがあるため、注意しましょう。出っ歯になりやすいと言われています。
指しゃぶりが多いかどうかを知るために、子どもの指に「たこ」があるか、皮がむけていないかなどをチェックしてください。口で息をして唇が乾燥していたり、口元が出っぱっていたり、上唇がめくれあがっていたりなどの点も気をつけてください。
指しゃぶりをしているのがわかったら、やめさせる時期を見つけましょう。子どもの健康状態が良く、幼稚園や保育園の入園などで、子どもの気持ちがやめるほうにむいている時を選びましょう。
やめさせる方法は、人それぞれですが、口うるさく言い過ぎるよりは、「指をしゃぶらなかった日」は褒めて、元気づけてあげることが効果的です。また、手ぶくろやソックスを手にかぶせて、指をしゃぶりにくくすることも、よく行われています。
頑固に、指しゃぶりを続ける子どもには、心理的な要因がある場合もあります。例えば、母親が仕事で忙しいとか、小さい赤ちゃんなどにかかりきりの場合、指しゃぶりをすることで欲求不満を発散していることもある様です。そんな時は、積極的にスキンシップをしてあげましょう。
『2004年4月~生活協同組合 よつ葉会会報「よつ葉だより」に掲載されていたコラムをご紹介します。』