歯の健康(その10)『タバコと歯周病』
2005.01.28
よつ葉だより
歯の健康(その10)『タバコと歯周病』
タバコを吸うと、歯周病が進むと言われています。タバコを吸う人は、歯にタールが付着します。これは発ガン物質です。また、ニコチンのために、歯ぐきが暗い紫色になり、血行が悪くなります。そして、歯周病も治りにくくなるのです。
さらに、歯ぐきに、黒色のメラニン色素が沈着し、黒いシミのような歯ぐきになることもあります。
注意したいのは、タバコを吸わなくても、受動喫煙で、この歯ぐきの着色は生じるということです。親が喫煙者のときには、子どもの歯肉にあらわれることもあるそうです。
禁煙を始めると、3ヶ月で歯ぐきの状態が回復し、1年で心臓疾患の危険度が半減し、18ヶ月で肺の中のタールや有害物質が浄化されるそうです。歯と健康を考えると、吸わない方が良いのですが、タバコはストレス解消になるとか、血管収縮作用がダイエットになると言う人もいます。
いずれにせよ、吸う場合はマナーを守り、吸いすぎには注意しましょう。
『2004年4月~生活協同組合 よつ葉会会報「よつ葉だより」に掲載されていたコラムをご紹介します。』